印刷設定の方法は色々

図面をカラーで印刷するかどうか、という点について色々と考えてきましたが、この話は今回で終わりです。

もちろんこれは私の個人的な意見でしかありませんが……

出来ればカラーを積極的に使いたいところですけど、モノクロ印刷にも対応した図面を描くべき。

カラー印刷した図面を皆が使ってくれる訳ではないので、やはりモノクロでも分かる図面を用意するしかない。

結論としてはそんな感じで考えています。

印刷関連の話はこれで終わりなので、最後にCAD側の印刷設定について書いてみたいと思います。

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カラー印刷とモノクロ印刷と

最近、と言っても何年も前からですけど、A1プロッタやA3複合機は基本的にカラー出力に対応するようになりました。

出来た当初は結構コストがかかっていた気がしますけど、それも少しずつ安くなってきて、かなり手軽感が出てきました。

そんな状況を考えると、カラー印刷を前提とした図面を描くことは、今はそれほど難しくない状況だと言えます。

CADを使って図面を描いて、線の太さなどを設定する際に該当の色をカラーで印刷という設定にするだけ。

操作としては非常に簡単で、なんとも便利な世の中になったよな……などと思ってしまいます。

あとは図面を描く側が、手軽なカラー印刷を採用するかどうか、というところが問題になってきます。

見やすい図面を描くことを目指すのなら、モノクロではなく色を付けた図面の方が絶対に良いです。

これは間違いのない事実なんですけど、カラーを前提とした図面にはいくつかの欠点がありました。

前提がカラー印刷なので、モノクロで印刷またはコピーをすると一気に分かりにくい図面になってしまうこと。

前回は図面をカラーで印刷することの欠点として、上記のような話をしてみました。

あとはコストの話もしましたが、問題はコストよりも伝わらない図面になってしまうことにあります。

そうした問題をどうするか、というのが今回のテーマです。

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カラー印刷図面を使う場合

前回はちょっと余分な話もありつつ、昔の環境では実現出来なかったカラーの図面について少し考えてみました。

昔は実際にシャープペンシルで「描いて」いたんですが、今はインクジェットプリンタでサッと出てくるだけ。

スピードとしては申し分ないとは思いますけど、一生懸命ペンプロッタが頑張っていた時代も懐かしいですね。

まあ実際に今仕事で使ったとしたら、もう全然遅く感じてイライラしっぱなしだとは思いますけど……

歳をとってくると、こうして昔のことが少しずつ美化されていくものなんでしょうかね。

と、そんな話はさておき。

今の環境であれば、コストの問題も含めて、カラー印刷はかなり現実的な手段として存在しています。

図面を描くプロであれば、今現在取ることが出来る選択肢は全部考えておきたいものです。

そういう意味では、カラー印刷を前提とした図面を描くことは、かなり現実的な話ではないかと思うんです。

今回はそのあたりの「カラー印刷は使うべきなのか」というテーマを、色々と考えてみたいと思います。

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昔と今では環境が違うから

前のカテゴリでは、印刷時に線の太さをどんな具合にするのか、という部分を考えてみました。

今はCADで図面を描くことが当たり前になっていますが、結局は紙に印刷した図面が成果品です。

なので、印刷した図面の見映えを大きく左右することになる、線の太さ調整は非常に重要な要素なんです。

せっかく描いた図面も、見づらい状態で印刷をすると台無しですから。

もちろんCADデータも有効に活用していきますが、それも図面がきちんと出来ていてこそ。

適当に描かれた図面のCADデータなんて、送ってもらっても全然使い道なんてないですから。

まあそんなことは相手に言えませんけども……

CADデータの活用とかの話というのは、そもそもしっかりとした図面が出来てからする話なんです。

と、なんだか「CADなんて好きじゃない」みたいな、やや頑固な意見を書いてしまいました。

別に私はCADが嫌いな訳でではなくて、基本的に紙に印刷した図面が完成型だ、ということを言いたいだけ。

そういう考え方って、CADを実際に使っていると、少しずつ薄れていってしまいがちなんですよね。

今回はそうした話の続きとして、最近多くなってきたカラー印刷について色々と考えてみたいと思います。

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