プロとして評価にもこだわる
図面を描く仕事に、人間関係がどのように影響してくるのか、というような話を今まではしてきました。
が、ちょっと話の収集がつかなくなって来た感じです。
なかなか自分が思っていることを、順番にわかりやすく書いていくというのは難しいものです。
これ以上書いても内容がダブるだけになりそうなので、そろそろこの辺の話は終わりにしておきましょう。
もちろん、ここに色々書いている私の意見が絶対的な正解である、などと言うつもりは全然ありません。
だけど、図面を描くという仕事を上手くやっていく為の、ひとつの正解ではあると思います。
仕事には色々なやり方があって、実際に色々なやり方をする人がいます。
そのやり方も、余程極端ではない限りどれも正解なんですけど、ここで書いているのはその選択肢のひとつと言っても良いと思います。
出来る人で組んでも失敗はある
図面を描く仕事は技術力とテクニックが必要な仕事だけど、それだけではなく、人との関わりも重要な要素になります。
と、そんな話を前回も続けてみました。
もちろん私自身がそういう考え方を持つまでには、色々な失敗をしている訳ですけど……
やっぱりそういう失敗をすることも、表現を変えれば「経験を積むこと」になる訳で、非常に大事なことなんだと思います。
あの時の恥ずかしい失敗も、この時怒られて落ち込んだことも、決して無駄にはなっていない!
と思いたいですよね。
基本的には恥ずかしい思いをした方が、より印象に残るから忘れることなど出来ない、というメリットがある訳ですけど。
それでもあまりにも恥ずかしい失敗とか、やる気を無くすくらい落ち込むとかは、出来るだけ避けて通りたいものですよね。
既に経験してしまったものは仕方がないとして、これからはそうした経験をしないで過ごしたいものです。
と、少し話が逸れましたが、もう少し今までの話を続けます。
避けて通れないのだから……
図面を描く仕事とは言っても、黙々と図面を描いていれば良い訳ではなく、コミュニケーションスキルも重要な要素になる。
前回はそんな当たり前の話題を取り上げてみました。
どんな仕事でも似たような話だとは思いますが、図面というのは「これが正解」という模範解答があまりない分野です。
もちろん基本的な部分で「こうすれば無難」などの話はありますが、そのパターンは結構たくさんあります。
なので、図面を使う側の考え方をある程度知っておかないと、不正解ではないけどあまり正解とは言いたくない、という図面が出来上がります。
もっとキツイ表現をすると、間違ってはいないけど気に入らない図面、という感じになります。
そうなってしまうと、せっかく図面を作図するために割くの労力が勿体ないですよね。
どうせ大変な思いをして図面を描くのならば、その図面は出来るだけ相手から評価されたいものです。
その為にも、作図した図面を出来るだけ効果的に使えるように、相手の要望を引き出すことが重要になってくる、ということです。
まあそれほど簡単なことではありませんが……だからこそ、それが出来る人には価値があるんじゃないかと思います。
相手との関係で仕事は変わる
このカテゴリでは、見やすい図面を描く為のテクニックではなく、もっと根本的な部分について色々と書いてみました。
テクニックとかコツなどの分かりやすい話ではないので、読んでいて少し漠然としているように感じる方も多いかも知れません。
しかしこうした考え方的な部分も、仕事をしていく上では結構重要な要素になってくるものです。
と言うか、テクニックよりむしろ重要な場合も多いので、押さえておいても良いんじゃないかと思って色々と書いています。
まあ偉そうに書いている私自身も、こうして書いていることを完全に実践できている訳ではありませんが……
理想と現実はなかなか思うようにリンクしないものです。
だからあまり大層なことを書くのは気が引ける部分もあるんですけど、出来るだけ実践できるように、という努力だけはしています。
出来る限りの努力をするというのは、図面を描く仕事だけではなく、どんな仕事でも当たり前のことなんですけどね。
そして、努力をするだけではなく、その努力によって結果を出さなければいけないというのがプロです。
そうしたプロを結構長く続けているので、ある程度は結果も何となく出ているんじゃないかと勝手に思っています。
と言うことで、今回も引き続き、テクニック的な話以外の話題を取り上げてみたいと思います。
図面の間違いが許される場合も
コミュニケーションスキルが不足しがちなのは、初心者の方か、もしくはベテランの方に多い。
前回はそんな話をして、実際にどんな流れで問題になりがちなのか、という話も少ししてみました。
ベテランの方が仕事でトラブルになると、それはもう面倒なことになるというのが私の感想です。
滅多にないことでもあるので、そういう印象がより強く私の中に残っているのかも知れませんけど。
謙虚さ、好奇心、勉強していくという姿勢、その他色々……
経験を積んでいくことで失われるものもあるのだ、ということを私はそうしたトラブルの中で初めて知りました。
……とか書くと、なんだか特定の人についての具体的な例を挙げているような気になってきますが、別にそんなことはありません。
これはあくまでもごく一般的な話で、当然経験を積んでいけば私にも当てはまる話だということです。
こうした部分というのは、気を付けていれば避けられることなのか、ちょっと私には分からないことです。
それが非常に怖いんですけど、まあ実際には気を付けることくらいしか出来ることってないんですよね。