最後に管理人から……

さて……

今まで「見やすい図面を描く」とうテーマで色々な話をしてきた訳ですけど、そろそろその話も終わりに近づいて来ました。

当サイトが、読んで頂いた方にお伝えしたい内容は、ある程度は書ききったつもりでいます。

情報としてモレがある可能性もありますけど、今はそれを挙げることが出来ないので、サイトはこれで完結ということになります。

必要な部分だけ読めば良いスタイルにしているので、全部通して読んで頂いた方というのは、恐らくはいないと思いますが……

少しでも当サイトの文章を読んで頂いた方、そして今これを読んで頂いている方、どうもありがとうございました。

読んで頂ける相手がいないと、いくら知識があっても説明を続けることは非常に難しいことなんです。

そうした方が常にいたからこそ、こうして不完全とは言っても、サイトが完結するまで描き続けることが出来ました。

今回で当サイトの記事は終わりになりますが、最後に感謝の気持ちなど色々と書いてみようかと思います。

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図面に対する取り組み方

図面の縮尺設定と、記号や凡例を利用した図面の表現と。

それらを使いこなして、図面を描くプロは出来るだけ相手に分かりやすい図面を描いていくことが求められます。

必要な情報が過不足なく記載されていて、その情報が見やすい状態に整理整頓されている。

これが図面の理想的な状態で、そうした理想を実現する為に、作図する側はあらゆる努力と工夫をしていく訳です。

そうした地道な作業と工夫をやっていけば、水準を大きく超えた図面を描くことが出来るようになるはずです。

そこまで出来るようになると、図面を描く技術者としての価値は間違いなく高まっていて、仕事に恵まれることに。

と言うことで、自分の仕事に全力で真剣に取り組むということは、結局自分に返ってくることなんです。

相手の為になることを全力で実行した結果、その評判が結局は自分の価値を高めることになる。

これはどんなビジネスでも同じような話であって、図面を描く仕事も例外ではないということです。

どうせ同じ仕事をするのなら、相手から評価された方が良いに決まっているので、出来る限りのことはやった方が良いんじゃないか。

私はいつもそんな考え方で仕事をしています。

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記号と凡例を使うことの意味

見やすい図面を描く為には、図面内の情報を説明する為の文字が非常に重要な要素になってきます。

そして文字をきちんと記入する為には、作図の準備段階から縮尺を意識しておく必要があります。

それが出来ていないと、いざ図面を描き始めた時に「文字が入りきらない」という状態になってしまいます。

図面を描いたことがある方ならばよく分かると思いますが、スペースがなくて文字が記入出来ないという状況は本当に困ります。

微妙に文字を小さくしたり、文字同士を詰めたり、引き出し線を駆使して文字を納めていく。

そうした作業をすれば、最終的には文字を全部記入することは、不可能ではないとは思います。

しかしその為に費やす時間は非常に多くなってしまい、あまり効率が良いとは言えない状態に。

しかも、そうして苦労をして作図した図面は、結局無理矢理文字を記入している訳ですから、あまり見やすいとは言えない図面になります。

そうなると、時間ばかりかかって見映えの悪い図面が出来上がるという、誰も嬉しくない状態になりがちです。

そうした状態を避ける為にも、図面の縮尺はきちんと計画しておくことをお勧めします。

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見やすい図面の為の準備とは

きちんと文字が読める状態で、図面内に文字を記入していくことが図面の大前提になります。

しかし現実としてはそれが難しい状況も結構あって、それを処理することが作図者には求められる。

前回はそんな話をして来ました。


・図面に記載すべき情報と縮尺が合ってない

・記載する文字が多すぎる

・作図に工夫がない


文字が記入しきれない原因として何が考えられるのか、と言うことで、前回は上記のような項目を挙げました。

その中で、記載したい文字情報と縮尺がミスマッチする場合がある、という部分について具体的な例を出した訳です。

縮尺によって図面の目的は変わるもので、それが合っていないと文字が記入しきれないという状況になります。

それを避ける為には、まあ当たり前の話ですけど、図面によって適切な縮尺設定をする、という事になります。

これは印刷する用紙のサイズなどによっても調整が必要になりますが、まずは図面の種類によって縮尺を決める事が先です。

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文字が記入出来ない原因とは

図面に文字を記入する際に、まずはその文字が読めないといけなくて、その為にはどういう点に気を配れば良いのか。

前回はそんな内容の話をしてみました。

文字のサイズを小さくしすぎないで、文字同士や線などと重ならないようにして、印刷時の太さにも気を使う。

それくらいを気にして設定をやっておけば、文字が読めない状態を避けることは簡単に出来るはずです。

ただ、図面の縮尺や密度によっては、そうしたシンプルなことすら実現が難しい場合もあるんです。

ここでは「望ましい状態」や「理想的な話」をした訳ですけど、現実はそこまでスムーズに行かない場合も多いんです。

そんな時にどう処理をしていくのか、というあたりが仕事であり、作図者の腕の見せ所ということになります。

今回は、そうした理想的な状況が実現出来ない状況に、どのようなシチュエーションが考えられるのか。

そのあたりを考えてみたいと思います。

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